長期間海外旅行や仕事の都合で海外へ転勤など、預けるに預けられない場合、当然愛犬を一緒に連れていかなければならない事もあるでしょう。
新幹線や陸路でなんとかなる場所ならいいですが、飛行機を使わなければならない時、みなさんはどうしてるのか気になる方も多いようです。
トイプードルの飛行機での移動リスクについて、知らない方のために少しまとめてみましたので参考にしてください。
ペットは飛行機内に同乗できないって本当?
まず、トイプードルを飛行機に乗せる場合、飼い主さんと同乗することはできず、人間以外は貨物扱いになるということを忘れてはなりません。
「愛するウチのトイプードルを貨物室なんて!」って思うかもしれませんが、航空会社の規則ですので仕方のないことです。
では実際、貨物室はどのような環境なのでしょう。
貨物室は全く空調が整っていないわけではなく、ある程度の温度調節は可能ですが、飛行機が飛び立つ前はまでは冬は寒く、夏はとても暑い環境です。
季節によっては乾燥し喉がかわき、人間でも体調を崩す人が少なくないので、真夏や真冬の飛行機はできるだけ避けた方がよいでしょう。
身体の弱いトイプードルならなおさら、体調を崩す可能性も十分考えられますし、気の弱いトイプードルなら恐怖と不安でかなりのストレスになることは間違いありません。
航空会社によってはペットを預からない
以前、日本の国内線、国際線ともに、とても暑い時期に飛行機に小型犬を乗せ、死亡してしまったという悲しいことがあったのは事実です。
死んでしまったワンちゃんは、マズルが短めの犬種だったそうです。
マズルが短い犬種は、三半規管が通常の犬種より気温や気圧に弱い部分があり死亡してしまったとも言われております。
また、飛行機は気圧の変化があるのは当然のことですので、頭の泉門が閉じていない小さなトイプードルだと脳が頭蓋骨おおわれておらず、気圧の変化などで体調を崩す可能性もありますので注意です。
日本の航空会社のJALは一年を通して犬の預かりをやめているそうで、ANAは夏季の間預かりをやめているそうです。
万が一のことに備え誓約書を書かされるとのことですので、たとえ死んでしまっても責任の所在は飼い主さんにあるということも覚えておかなければなりません。
とはいえ、小型犬が飛行機に乗るたびに、高い確率で死んでしまってるということではありません。
あくまでも死亡事例ですので、飼っているトイプードルの健康状態をかかりつけの動物病院でよく見てもらい、しっかりとした計画を立てるように心がけましょう。
まとめ
色々飼い主さんの事情があり、一概に否定をすることはしませんが、犬にとって精神的にも肉体的にもとても厳しいことは間違いありません。
飼い主さんの軽い気持ちで、「南国のビーチを一緒に散歩したい!」とか、「家族だから一緒旅行に連れていく!」などの考えは、今一度考え直した方が良いでしょう。